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【第14回】 レッツ!ソーラークッキング2011年9月12日掲載 地球のたまごで、見学者からもっとも注目を集めるアイテムの一つがソーラークッカーです。 ソーラークッカーとは、パラボラ型の集光機器です。集めた光の熱を利用して料理をする、というものです。燃料は太陽なので、光熱費はタダ。太陽の動きにあわせて角度を調整したり、雨の日に使えなかったりと いう点はありますが、手軽に楽しく太陽エネルギーを活用できます。 OMソーラーが販売しているわけではありませんが、太陽エネルギーの偉大さを身近に感じられるアイテムとして、 地球のたまごでもご紹介したり、調理したものを召し上がっていただいたりしています。今回は、晴天に恵まれた夏の日に行ったホットケーキづくりの模様をご紹介します。 ■ソーラークッカーで、ホットケーキづくりまずはセッティング。大ざっぱに太陽の方にパラボラを向けた後、微調整をします。地球のたまごで使用しているソーラークッカーでは、焦点の目安となるよう、パラボラの内側にクギが設置されており、このクギの影が見えなくなるように設置すると、 パラボラの傘に当たった光が反射して中央の調理場に集まる状態となります。集まった光は、熱に変わります。 クギと調理場の位置は、拡大してご確認ください(写真左)。設置してすぐの時点で、すでに鍋の温度は116℃(写真右)。 鍋が温まってきたら、ホットケーキのタネを流し込みます。 鍋は熱を集めやすい黒い色が鉄則。そして太陽の位置を見ながら、時折パラボラの傘を動かします。 火力は太陽任せ。日光浴をしながら気長に待ちます。 この時点で、待つこと15分。タネが盛り上がって、とても良い感じです。
ちなみに、ソーラークッカーの中央部分や鍋の温度は熱くなりますが(写真左)、パラボラの傘部分は触っても熱くありません。温度を計ってみると、33℃でした。(温度右) 完成!ふっくらとても美味しそうに焼きあがりました! こちらは裏面。 断面もふっくら。とても美味しそう。 強すぎないじっくり火力がちょうど良かったのでしょうか。ふっくらとても上手に焼けました。この日は2枚焼き、2枚とも大成功のソーラークッキングでした。 ■ソーラークッカーを、環境教育にも太陽で調理するソーラークッカーは、アウトドアや災害時でも大活躍しますが、環境教育の教材としても幅広く使えるアイテムです。いろいろな食材にチャレンジして、「楽しい」「美味しい」といった、体感をともなった学習で太陽エネルギーの偉大さを実感したいですね。太陽高度や光の焦点の勉強にもなるのではないでしょうか。 左は枝豆。右はジャガイモ。茹でただけの簡単調理でも、子どもたちは大喜び。 こちらもホットケーキ。フタを開けると大歓声が起こります。 ※ソーラークッカーは、OMソーラー(株)で取り扱いをしていません。詳細につきましては、工房あまねなど、専門の取り扱いメーカーにご確認ください。 |
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