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〔連載〕たまごの挑戦
〔写真で見る〕たまごの風景
〔連載〕たまごの挑戦

【第10回】 第1回はまなこ学遊塾

2005年4月18日掲載

「地球のたまご」も、竣工からもうすぐ1年になろうとしています。冬枯れしていた景色も、少しずつ新芽に彩られてきました。今回は、こうしたスタートの季節にふさわしく、新しく動き出した「はまなこ学遊倶楽部」の第一回目の取り組みをレポートします。

第一回目は「歴史を学ぶ」

はまなこ学遊倶楽部は、「環境」「コミュニティ」「観光」の三つをキーワードに、浜名湖と周辺地域について楽しく学びながら、今後の地域づくりを考える市民の会です。

その学習イベントとして「はまなこ学遊塾」を企画しました。その初回が、2005年4月16日、地球のたまごで開かれました。

はまなこ学遊塾の様子

はまなこ学遊塾の様子。左が今回の講師・神谷さん。

初回の内容は、「歴史を学ぶ」。地元の歴史研究家、神谷昌志さんが、スライドを交えながら、浜名湖とその周辺についての歴史を語ってくださいました。「学遊」の名にふさわしく、ところどころに笑いありの楽しいお話で、参加者もご満足いただけたのではないでしょうか。

地球のたまごがある村櫛町は、村ごと引っ越してきたから「村越し」が、なまって「村櫛」になった、という話など、地元に暮らしながらも、知らないことが多いことを改めて感じました。

地域企業として

今回、講演に先立って「地球のたまご」の見学を行いました。OMソーラーの社屋、というアプローチではないお客様をご案内するケースは少ないのですが、天竜杉の構造材や床材による大きな空間や、どんぐりプロジェクトの取り組みなどに関心を持っていただけました。

企業が地域に貢献する、ということは、そこに存在することによって、地域によい影響を与えることだと考えています。

「地球のたまご」は、まだまだ「不思議な建物が出来たみたい」という評判の域を出ないところもありますが、こうした活動を通じて、少しずつ存在を知ってもらうとともに、地域活性化の拠点になることが出来れば存外の喜びです。

〔番外〕今年も樹木の移植をはじめました。

コナラ

冬の間は種を直に蒔くことが多かった「どんぐりプロジェクト」ですが、春を迎え、樹木の移植も再開しました。敷地内に直接蒔いた種も芽を出し、育っています。

次回のはまなこ学遊塾では、実際に浜名湖に出てみよう、ということで、浜名湖クルージングを予定しています。詳細はhttp://www17.ocn.ne.jp/~econet/gakuyu/をご覧ください。

【右上】冬にまいた種も順調に育っています。これはコナラ。
【下】2003年に挿し木をしたイボタを移植しました。

イボタ


  1. どんぐりプロジェクト
  2. 「浜名湖の水源」となるために
  3. 「素材」を得て
  4. 「地球のたまご」の歩き方
  5. 木材の話
  6. 補助金の話
  7. 「地球のたまご」の同居人
  8. バイオマストイレの話
  9. 「はまなこ学遊倶楽部」
  10. 第1回はまなこ学遊塾
  11. 緑の遮光カーテンはじめました
  12. 環境教育1(たまごの定番プログラム)
  13.    
  14. 環境教育2(サーモカメラで学校を撮影)
  15. レッツ!ソーラークッキング
地球のたまご