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【第11回】 緑の遮光カーテン始めました2006年7月4日掲載 「地球のたまご」では、屋内夏対策として、コリドールや事務室トップライトに張られた酸化チタンメッシュスクリーンにスプリンクラーで散水し、ガラス面にも散水パイプで水を流して涼を得ています。 ですが、もっと簡単な方法で、自然や環境とも連携の取れているものを、ということで、「緑の遮光カーテン」をつけてみることにしました。 ■緑のカーテン夏は、熱くなった建物の壁や、窓から差し込む日射によって室内温度が上昇し、冷房負荷は大きなものとなります。 そこで、“緑のカーテン”、いわゆる「窓(壁)面緑化」が、地球温暖化に対する環境負荷低減策として注目されています。 壁面や窓を植物で覆うことによって表面温度が下がり、冷房負荷を低減する効果が期待できます。また、周辺への熱の照り返しを防止する効果もあります。
今回計画した範囲はごく一部ですが、視覚的な効果のほか、見学にみえるお客さまに実際に体感していただくことができます。また、赤外線カメラで温度を実測して、その結果もサイト上でお知らせしていく予定です。 ■植えたのは、フジ
4つの苗をフェンスに寄り添うように植えました。
遮光植物として数ある植物の中から選んだのは、ジャコウフジというフジの仲間です。品種名を「ニオイフジ」というそうで「ジャコウフジ」は別名でそう呼ばれているようです。 このフジはその名のとおり、香りが他のフジに比べると強く、薄紫色ではなく、乳白色の花をつけるそうです。→たまごの風景 屋上まで育つのには多少時間がかかりますが、その生長記録もつけていきたいと考えています。
現場監督のよう。
その後■5週間後(2006年7月28日)苗を植えてから5週間がたちました。現在いちばん生長が早いシロナガフジは、地上から3.7mほどの高さまで蔓を伸ばしています。まだ「遮光」の役割は果たせていませんが、風に揺れる葉が見た目の涼しさを与えてくれます。 右から2番目に植えたシロナガフジの生長が早い。左の方にはツタも伸びてきました。 ■1年後(2007年7月5日)■2年後(2008年7月24日) |
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