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【第7回】「地球のたまご」の同居人2005年2月18日掲載 「地球のたまご」が建つ浜名湖近辺は、湖と山に囲まれた自然豊かな地域です。 一方、各地で開発は進行しており、そうした中で、我々の取り組みが、修復型開発行為のひとつの例になればと願っています。 今回は、そうした背景の中、少し力を抜いて、「地球のたまご」の同居人ともいえる生物と私たちとの関わりについて、ご紹介します。 ■地球のたまごで確認された動物・鳥湖岸の再生を目指して取り組んでいる「どんぐりプロジェクト」では、魚類、両生類を外部から持ち込みましたが、それ以外の生物は意識的には持ち込んでいません(植物採取時の混入は除く)。 現時点で「地球のたまご」で確認できた動物は、もともと敷地近辺に生息していたものがほとんどのようです。そういう意味では我々は新参者であり、彼らの生活を乱してしまったのかもしれません。一方で、浜名湖畔ではほとんど見られなくなったという鳥(コミミズク)の生息が確認されたりと、「湖岸の再生」を目指すこの計画にとってうれしいニュースもありました。 →関連ページ:「地球のたまご」の動植物 子ダヌキです。 一方で、ガラス面に鳥が衝突して死んでしまうという不幸な事故もありました。これに関しては、ガラス面への装飾や、スクリーン、ブラインドの設置などで対処していく予定です。自然型の社屋とはいえ、やはり人工物であることには変わりないということを、改めて考えさせられる出来事でした。 ■これから植物と違って動物は自ら移動できるため、我々が直接関われることは多くありません。 彼らの生息場所を確保するために敷地内で行うこととしては、草刈などを行わず、立ち入らないようにする区域を設けるといった保護活動や、将来の生息場所としての植樹など、成果が直接見えにくいことが中心です。 また、社屋としては広い敷地ですが、地域全体から見れば、自然に大きな影響を与えるほどの広さではありません。ですから、あくまでも、我々の敷地内だけで満足するのではなく、この活動を通じて、地域社会に影響を与えていくものにしなければならないと考えています。 そうした考えから、この「地球のたまご」を拠点にした市民活動の計画を立てています。まだ詳細が固まっていませんが、来年度から活動に入る予定です。 |
地球のたまご |
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