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【第12回】 環境教育1(たまごの定番プログラム)2010年3月17日掲載 地球のたまごには、年間1500〜2000人の方々が見学にいらっしゃいます。竣工当初は環境や建築の関係者が多かったのですが、現在では個人のお客様はもちろん、環境学習や産業観光、企業研修、専門団体の視察等、さまざまな目的を持った方々が来られます。 多くのお客様をお迎えする中で、私たちが自分たちの持っている情報と地球のたまごという舞台を利用して積極的に取り組むようになったのが小中学生を対象とした環境教育です。授業の様子は当サイトでもご紹介していますが、今回は、その中から定番プログラムをご紹介します。身近なものを利用してすぐに実践できるものがほとんどですので、ご家庭や学校でも、ぜひお試しください。 ■暖かくなるペットボトル、ならないペットボトル
温度が高い色は太陽光を吸収する色。低い色は反射する色。
身近にあるペットボトルに色違いのテープをまいて、温度上昇の違いを調べる実験。黒、銀色、透明の3種類のうち、日向に置いておいたときに一番上昇する色、一番上昇しない色はどれでしょう? 順番だけでなく、温度差も予想してもらってから、温度計で確認してもらうと驚きも増します。一番高い色はお風呂の温度くらいまで上昇するので、手作り温水器とも言えますね。 ■太陽熱で料理、ソーラークッカー
枝豆やジャガイモなどを鍋でグツグツ。
食べる学習は、子どもたちに大好評。
地球のたまごの人気者、ソーラークッカーは、「太陽エネルギー」のすごさが分かる調理器具です。太陽と向かい合わせに設置し、真ん中に集熱することで最高200℃以上の温度になります。 ソーラークッカーは太陽の動きに合わせて15分おきくらいに調整が必要なのですが、パラボラ部分の角度は冬は太陽高度が低いため急勾配に、夏は緩勾配になるなど、太陽高度の勉強にもなります。また、中央に置く鍋の色や素材も、集熱に向く 素材や色があるので、いろいろチャレンジしてみてください。 ※ソーラークッカーは、OMソーラー(株)で取り扱いをしていません。詳細につきましては、工房あまねなど、専門の取り扱いメーカーにご確認ください。 ■温度の行方をスクリーンに投影暖かい空気が上昇したり、冷たい空気が下降したりするときに起きる空気の「対流」を目で見る実験です。スクリーンの前で、火をつけたろうそくや、ドライアイスをかざしてみてください。スクリーンには、上昇気流と下降する気流のシルエットが映し出されます。 ろうそくの火やドライアイスをかざすと、目に見えない空気の流れがスクリーンに映し出されます。 ■暖かく感じる素材、冷たく感じる素材石、金属、木、発泡スチロールなど、身近にある素材に触れてみて、暖かいと思う順(冷たいと思う順)に並べてみます。その後、それぞれ何℃くらいに感じたかを書き出してみた後に、実際に表面の温度を計ってみてください。 素材に触れてみると、それぞれ温度差を感じますが、結果としては、どの素材もほぼ同じ温度が表示されます。これは、物の表面温度は室温の影響を受けているためで、私たちが触れて「暖かい」「冷たい」と感じるのは「私たちの熱」が反射されている(熱を通しにくい)、もしくは奪われている(熱を通しやすい)ということです。発泡スチロールは熱を通しにくい ため保温用に用いられ、金属などは、熱を伝える調理器具に用いられるなど、日常生活でもそれぞれの特性を活かした使われ方がされていますよね。 身近な素材でいろいろ試してみてください。触れてみて、まずは何℃くらいに感じるか予想してみるのが温度を意識する第一歩。 ■バケツの水は冷たい?暖かい?温度の感じ方の違いの実験です。まず、3つのバケツにそれぞれぬるま湯、常温の水、冷えた水を入れておきます。次に、右手をぬるま湯、左手を冷えた水に入れ、数秒ならします。その後、両手を一緒に常温の水に入れてみると…不思議な感覚がします。一度試してみて、なぜそう感じるのかも考えてみてくださいね。 真ん中のバケツに手を入れた瞬間、「おや!?」「あれ!?」「え?」といろいろな反応が返ってきます。 ■ゴミ袋でできる熱気球「暖かい空気は膨張して軽くなる」、この特性を活かして、簡単な熱気球をつくってみる実験です。写真は、ソーラーバルーンの教材を使っていますが、身近で手に入る黒い高密度ポリエチレンの袋(厚さが薄くカサカサしているもの)でも大丈夫です。 袋の中に空気を入れ、タコ糸で閉じこめて温めてみると、しばらくして空気が膨張して軽くなり、フワッと浮かび上がります。晴天の日にお試しください。 晴れていて風が弱いときが狙い目。膨張したバルーンがフワフワッと浮いていきます。 |
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