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全館空調っていろいろあるみたいだけど、どんな仕組みで各社何が違うの?

目次

全館空調をひとことで言うと

全館空調の特徴

全館空調はどんな家に向いているのか

 ー住宅性能は必要?

 ー間取りなどに制限はある?

 ー家族間で寒がり暑がりがいると問題になる?

 ー全館空調は贅沢品?

OMソーラーが提案する全館空調

 ー設備だけでは不十分?シミュレーションの実施

 

全館空調をひとことで言うと

 

全館空調とは、家全体の空調を一括して行うシステムです。

全館というくらいなので部屋はもちろん、廊下、階段、トイレ、洗面所なども同じ温度になるというイメージを持たれるかもしれませんが、このあたりは製品によって異なります。

また、換気や空気清浄の機能を持つシステムもあります。

 

部屋ごとに取り付ける壁掛けエアコンは、設置可能な場所が限られていて、それが必ずしもエアコンの効果を発揮するベストな場所というわけではありません。

また、工夫して着けた場所でも圧迫感を感じることもあります。

しかし全館空調であれば室内がスッキリするだけでなく、室外機の台数も減るため外観もすっきりします。

 

一般的な住宅ではエアコンの台数だけ屋外に室外機が並ぶ

 

 

全館空調の特徴

全館空調にもいろいろなタイプがありますが、大きく異なるのは以下の5つのポイントです。

 

①エアコンの種類・台数

全館空調専用の機器を持つシステムが一般的で、能力や制御も家全体を対象にすることを想定されています。

一方で市販の壁掛けエアコンとダクトやファンなどを組み合わせることで全館に温風や冷風を送るシステムもあります。
市販のエアコンは種類が豊富で低価格の製品の選択も可能ですが、エアコンメーカーはそういった目的のために開発した製品ではないため、十分な効果を得るためにはダクトやファンとの組み合わせ方法に緻密な設計が必要となります。

 

②機器の設置場所

ダクトの経路は短い方が熱のロスが少ないことから、それぞれのシステムで設置場所を工夫しています。また、メンテナンススペースを確保することも重要なポイントになります。

機器設置のための専用スペースを居住空間に設ける場合は、その分、居住スペースが減るので、間取りとの調整が必要になります。

 

③温風、冷風の出口

全館空調では温風冷風の吹き出し口に加えて、室内の空気を吸い込む循環口を設置します。

吹き出し口は暖気と冷気の両方を出す場合と、どちらか一方とする場合があり、そこはシステムの考え方によって異なります。

全館空調に限らず、暖気を足元に届けることと、冷気を足元から上にあげることはなかなか困難です。こうしたことから、冬に足元が寒いだけではなく、夏も顔のあたりは涼しくならないのに足元は冷えすぎるといったことを経験された方も少なくないのではないでしょうか。

当社では、建物全体で空調を考えるために暖房は下から、冷房は上からをメインと考えています。なお、床下に冷気を送ることは床下に結露が発生するリスクがあるため、当社のシステムでは行わないようにしています。

 

④換気システム、空気清浄機能

全館空調システムにおける換気は、給気と排気の両方にファンを使用する第一種換気が一般的です。さらに室内の暖かさや涼しさを残しながら空気の汚れだけを捨てる熱交換換気を採用するシステムもあります。

また全館空調に空気清浄機能を組み合わせることは、各部屋に空気清浄機を設置することなく、家全体の空気を集中して清浄化できるため効果的です。

 

 

換気方式:排気だけ、給気だけの場合、十分な換気ができないケースもあるので注意が必要

 

 

空気清浄機:壁掛けエアコンと同様に部屋ごとの設置の場合、設置された部屋だけが対象になる

 


厳密にいえば商品ごとの特徴がありますが、大きく分けると表1のように、いくつかの特徴の組み合わせとなっています。

 

 

表1:全館空調の特徴

 

 

OMソーラーの製品をより詳しく知りたい場合はこちら

 

 


全館空調はどんな家に向いているのか

住宅性能は必要?

全館空調の導入は新築の計画時に建物の性能や間取りと一緒に考えることをお勧めします。

その際、全館空調の効果を発揮させるには断熱性・気密性を高めることはもちろん、冬の日差しを上手に取り入れたり、夏の日差しを遮るなどのパッシブデザインの工夫が大切です。

 

 


間取りなどに制限はある?

全館空調にすると家全体の室温が安定するため、間取りのバリエーションも増え、広いLDKや吹き抜けといった開放的なプランでも安心です。

 

 

家族間で寒がり暑がりがいると問題になる?

全館空調では部屋ごとに大幅な温度の変更はできません。このことから、家族間の温度の好みの差を気にされる方もいらっしゃいますが、全館空調は壁掛けエアコンやストーブのように暑さを感じてから涼しくしたり、寒さを感じてから暖かくするものではなく、365日24時間を穏やかに暮らせる温度の維持を目指すシステムです。

冷暖房で家族間の好みが分かれるのは、真夏や真冬に多く、5月や10月の穏やかな気候の時にはそれほどは気にならないのではないでしょうか。全館空調が目指すのはこうした穏やかな温熱環境です。

 

 

全館空調は贅沢品?

まだまだ全館空調というと贅沢品、過剰設備といった印象を持つ人も少なくないと思います。

ただ、年々、夏冬の厳しさが増す昨今では、冬の室内の温度差によるヒートショックの事故や、高齢者や小さなお子さん、さらにペットなど、自ら積極的に室温調整をできないことによる熱中症の事故の多発を背景に、24時間365日安定した室温制御ができる全館空調が改めて注目されています。

これは住宅の高性能や太陽光発電の普及など、光熱費を抑える様々な方法が一般化してきたことも理由の一つです。

 


OMソーラーが提案する全館空調

当社が提案する全館空調システムのOMX、パッシブエアコンを一例としてご紹介します。

 

OMX:太陽熱を利用する暖房、床暖房、全熱交換システム、太陽光発電、冷房時の排熱を利用する給湯システムがセットになっており、1年を通して最適な制御で運転

 

 

 

パッシブエアコン:冷暖房の機能に絞り、床暖房の効果も得られる全館空調

 

 

設備だけでは不十分?シミュレーションの実施


OMX、パッシブエアコンの共通点は、設計の段階から空調計画を検討し、シミュレーションを実施して、室温や光熱費を試算しながらプランを決めていくことで、建てる前から温熱環境がどれくらい実現できているのかわかる、また計画の改善点も事前にわかり課題を潰してより快適なお家を提供することができるという点です。

 

シミュレーション:専用のソフトで気象データと建物データから室温や光熱費を予測する

 

 

シミュレーションでは建築地の気象データ(気温、日射量、日射時間、風向、風速等)、建物データ(断熱性能、建物面積、容積、間取り、窓からの日射侵入量、窓から逃げる室内の熱量等)、エアコン能力や運転想定時間から、どの程度の室温、光熱費になるのかを予測します。

また、計算上で建物全体を賄える能力のエアコンを設置したとしても、壁や仕切りがある住宅では室温を均一にするのは難しいことです。

私たちはシミュレーションの結果と、空気の動き方を踏まえて、ダクトの設計やエアコンの能力を決めていきます。

 

 

システム計画:建物全体に効率よく空気を循環させるために最適な経路を設計

 

 

機器能力の選定:建物の大きさ・断熱性能から機種能力や吹出口・循環口の数を選定

 


また、OMX、パッシブエアコンともに空気清浄機との組み合わせが可能です。

いずれも本体と空気清浄フィルタを組み合わせることで、24時間365日、家全体を対象に空気清浄化ができます。

しかも全館空調のファンと併用するため、電気代も大幅に削減できます。

全館空調システム専用空気清浄機OM e FILTER

 

 

 

このように設計段階から十分な検討を重ねて導入するのがOMソーラーが提案する全館空調システムです。

太陽エネルギーをフル活用し、省エネと快適を両立させるOMX、冷暖房の機能に絞ったシンプルな全館空調パッシブエアコン。

ぜひ、お客様のニーズに合った全館空調システムをご提案ください。

 

 

●関連リンク

                          

全館空調についてもっと詳しくお知りになりたい住宅会社様はこちら

 

 

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