暮らしの用に応え、家族とともに成長する家。VOLKS HAUS since 1994

たかもとでは、敷地と周辺環境を読みながら、常に居心地の良い場所に思いをめぐらせ、それをどうやって活かすかを念頭においてプランを考えます。

隣家の建て込み状況や、住まいから眺められる緑樹や景色、いろんな条件を検討しながらその敷地にふさわしく、住み心地の良い住まいを作りたいと考えています。

太陽はもちろん涼風や雨水など「自然の恵み」を最大限に享受するために、建物の配置にもこだわりがあります。ＯＭソーラーは南向きの屋根が基本ですが、単に屋根を南向きにするのではなく、建物の向きを最大３０度西へ振ることの効果を考えています。冬の日差しをあまねく取り入れることが出来るからです。

冬の朝日を東側の窓で受け、日の入りまでを南側の窓で取り入れることが出来ます。夏はやや北側の窓から朝日が入り、夕日を西側の壁で遮ることが出来ます。

建物の向きを方位に合わせると、冬の朝日は東側の窓から入るが、夕日は西側の壁で遮られてしまう。西側に窓が多いと冬の日差しも入るが、夏の強い日差しも取り込み、居場所がなくなるほど家の中を暖めてしまいます。

また、境界線に沿わない建て方には

1. 道路から玄関までのアプローチを長くとりやすく、ダイレクトに玄関が見えにくい。
2. 隣家との距離が長くなり、視線が重なりにくい。
3. 三角形の庭になるが、室内から見たとき奥行きと広がりがあり、大きな木も植えやすい。
4. 四隅にスペースが出来、活用できる。

などの特徴があり、敷地を有効利用しています。

窓は、風の通り道を考慮するだけでなく、開閉方向や高低を考えて配置しています。もちろん、断熱だけでなく結露対策も考慮して、ガラスはペアーです。

和室での振る舞いは畳の上です。畳の近くに涼風が通る道が必要です。また、西側窓には夏の西日を部屋の奥まで射し込ませない工夫があります。