「したい」を実現した、住まい手の声
東京の多摩地域、立川から青梅に向かう途中にある羽村というまちに、「Hamura-INBOX」が誕生しました。
「Hamura-INBOX」は、古くからの静かな住宅街にあります。目の前に公園がある開けた敷地は、南北に長い長方形。南側に大きな引き込みサッシを設えた、開放的なINBOXになりました。
フォルムはモダンなINBOXですが、そこに敢えて古くからある「焼き杉」の外壁材を張りました。1階リビングから続く縁側のようなデッキや、2階正面に設えた朱色の縦格子のバルコニーも、建ったばかりとは思えない「落ち着き」を感じさせます。
内部は、フォルクスの「スケルトン(躯体、階段など)/インフィル(内装、設備)」という考え方を最大限生かしています。2階は間仕切りを最低限にし、個室は家具で間仕切る計画。そして2階のオープンスペースと1階リビングを南面開口部に面した吹き抜けでつなぎ、その吹き抜けに階段をもってきています。これにより、空間的なつながりはもちろん、階段を上り下りする際に上下する視線に伴って変わる外の景色や、部屋の風景を望むことができます。この家の特等席はこの階段と言えるかもしれません。
- 種別:
- 新築
- タイプ:
- VOLKS HAUS 707
- 建物概要:
- 木造2階建て
- 設計:
- OMソーラー協会(現OMソーラー(株))・設計部