Renovation

日本のストック住宅問題と、豊かな
温熱環境への課題に
光を当てるリノベーション

RENOVATION STORY

CONSEPT

住まい手の夢をカタチに

30年の時を刻みながらも美しさを失わない、建築そのものの佇まいは残した上で、これから実現したい暮らしがある。このような、新しい住まい手の希望を丁寧に聞き取り、間取りや意匠を選定して夢を叶えます。

これから30年の耐用を

30年前と今では、暮らし方が変化しています。キッチンから設備まで、これから30年の暮らしに耐えられるように更新します。特に、コストパフォーマンスを考えた「温熱環境」は、健康寿命にも関わるため重視します。

日本の住宅の寿命は何年でしょうか。
平均的には26年、築50年にもなると「古民家」と呼ぶようになります。

築30年の家はどうでしょう。
古いですか、それとも現役だと感じますか。

この家の、新しい住まい手は、
築30年の、売りに出されたこの住宅のリビングに入った瞬間、
かつて旅で訪れたある名建築が頭をよぎったといいます。
1960年代に建てられたオークランドの「エシェリック邸」です。
どっしりと重さを感じる空間に、控えめに差し込む光の存在。
50年以上、時を重ねて住まい手が代替わりしながら大切に使われる住宅のあり方は、
現在の日本の課題、ストック住宅問題に、ある光を当てることができるかもしれない。
この考えが、今回のリノベーションの原点です。

古いまま残すところと、新しくするところを融合させて、
これからの30年を快適に過ごすリノベーションを提案します。

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改修の課題

リビング

「廊下に出て部屋を移動するのは寂しい。リビングでの楽しい時間の余韻を残しながら別の空間へ移動したい」という、奥さまの希望に合わせて、間取りを検討します。

ダイニング

料理をしたり、コーヒーブレイクしたり、インターネットを閲覧したり。暮らしの楽しみを、家族で共有しながら過ごしたい。キッチン・ダイニングまわりの動線を検討します。

クローゼットと
ユーティリティ

奥さまのたくさんの靴や洋服を収納するスペース。洗濯、物干し、アイロンがけまで、家事の動線。分断されている各部屋の配置を見直します。

冷暖房

各部屋に取り付けられたエアコン。部屋ごとに温度が違うと、暮らしにくく、これから年を重ねていく住まい手にとって、体の負担にもなります。

大きな家の改修範囲

全ての部屋を改修するのは大規模になり過ぎます。暮らしの中心になる部屋、サブ的に使う部屋など、部屋ごとに使う目的も異なるため考え方を整理します。

北側の部屋の寒さ

北側にある脱衣室とお風呂。ヒーターを使われていた様子からも冬の寒さの程が想像できます。ヒートショックなどの事故にもつながる北側の寒さ問題を見直します。

部屋ごとの温度差

現状の窓はシングルガラスのアルミサッシ、日射や冷気が入りやすく、室内に影響を及ぼしています。天井や床、壁の性能なども総点検して、断熱性能を見直します。

室温の計測

部屋の寒さを解決するために、各部屋に計測機を置き、1日の温度の移り変わり、部屋ごとの温度差を確認し、改善します。

見えない給排水菅や配線

床下に広がる給排水菅や配線。古い菅や配線が損傷した場合、床下や、壁の中など、見えない場所からの事故につながり大変危険です。

構造・耐震

30年前は現在とは異なる耐震基準。図面と建物の現状の両面から、耐震性能が満たされているか、構造等に欠陥はないか確認し、必要に応じて改善します。