誰か居た?
上棟式が終わり、電気の配線工事が始まりました。コンセントやスイッチの位置の確認を現場で行いました。電気配線に関する内容は後日アップします。
今回はOMソーラーの家を建てようと思ったきっかけについて話します。
「OMの家ってホントあったかいですね!」
「そんなにいいと思っているならK君が建てたら」
「え!」
九州の工務店に研修に行っている時、御世話になっているY社長の言葉から始まりました。
しかし最初は冗談として取り合っていませんでした。
それは入社して一年、OMのことを段々と知り始めたころです。12月から福岡県のY社長の会社のOMソーラーのモデルハウスで、実際にお客さんに接しながら学ぶことになりました。
福岡県の北九州市は、冬になると雪が頻繁に降るほど寒い地域です。暖房器具がないととても寒くて過ごせません。
福岡では6畳一間のアパートを借りていました。仕事が終わってアパートに戻り、部屋に入ってすぐにする事はエアコンのスイッチをつける事でした。
でもエアコンを付けてもすぐに床は暖まりません。
靴下の上にさらに厚手の靴下をはき、足に伝わるフローリングの冷たさをしのぐ毎日でした。【冬になると床が冷たい。】それが一般の家の常識。だからスリッパを履き、靴下を2枚履きにする人も多いと思います。
会社からOMソーラーのモデルハウスは車で5分のところにあり、雪がパラパラと降り出す中、モデルハウスの鍵を開けに行くのが朝の日課でした。
底冷えする寒さの中、モデルハウスの玄関の扉を開けた瞬間、春先の暖かさのようなポカポカとした暖かさが家中に広がっていました。
「今までこの家に誰か居たみたい。」
一緒にモデルハウスを訪れた同期のB君はそう言いました。
鍵は僕しか持っていないのでもちろん誰か居たわけでもありません。
「1月でエアコンも使っていないのに暖かい。床からじんわりと暖かさが伝わってくるからスリッパや靴下二枚履きは必要ないな。」
アパートでも家でもフローリングの冷たさが苦手な僕は、冬になると靴下を二枚履きしています。
靴下の二枚履きは暖かくなると蒸れてしまいます。でもモデルハウスでは靴下一枚で足元を気にせず快適に過ごせました。
OMソーラーの家は、太陽の熱で暖められた外の新鮮な空気が床下に送られます。
日中、太陽熱で暖められた空気が床下の基礎に蓄熱され、人がいない間も勝手に暖めてくれる。夜になっても蓄熱された熱で暖かい。そんなしくみは理屈では理解していましたが、体感してみて初めてわかるOMソーラーの暖かさでした。
Y社長の前でおもわず言ってしまったのは、こんな事が経験できたからです。
OMソーラー 冬のしくみ