土曜建築学校・特別講座
「パッシブデザインの未来を語る」

Volume 02

環境行動は効果的!、熱環境は健康に直結!

環境行動は効果的!、
熱環境は健康に直結!

土曜建築学校・特別講座「パッシブデザインの未来を語る」第二回目となる講座が6/17(土)、東京・築地の浜離宮朝日ホール・小ホールにて開催されました。第二回目の講師は首都大学東京の須永修通氏、慶應大学の伊香賀俊治氏、東京大学の前真之氏、竹中工務店の川島宏起氏の四名と、校長である野沢正光氏、副校長の伊礼智氏という顔ぶれでした。
須永氏からはソーラータウン府中やハウスメーカーの高性能住宅の住まい手調査により、熱やエネルギーの実際、環境行動と省エネの関係などについて報告があり、伊香賀氏からは温熱環境と血圧や行動量、脳繊維への影響など住まい手の健康との関係について報告が行われました。
また、前氏からはシミュレーションなどのツールを活用した住まい手の満足を第一に考えた家づくりの必要性のほか、OMX やOM版ホームズ君など、近い将来に用意されているOM次期主力製品や最新の快適と省エネをシミュレーションといった具体的な手法も披露されました。パネルディスカッションの前には東大時代OM の実測などにも関わっていた竹中工務店の川島氏より、シミュレーションを生かした設計手法について事例を交えて紹介していただき、環境工学を駆使した根拠のある形について、分かりやすく語っていただきました。

関わりのあった4人の講師が講演

日本の家づくりを楽しく、面白く!

パネルディスカッションでは、住宅供給や生産の制度的な問題と、建築家や工務店、住まい手の意識向上という面で深い議論が行われました。
専門家に限らず、日本社会全体として豊かな住体験の乏しさ、とくに温熱環境の体験が根本的に不足しているなど、これまでの日本の住宅を振り返りつつ、今回新たな科学的な知見を得、今後得られるハードやソフトなどのツールとともに日本の家づくりを、楽しく面白く変えていける可能性を共有できたように思います。
第三回では、第一回、第二回を受けて、今後の日本の建築を担う何名かの若手設計者から、これからの建築、そしてその中にパッシブデザインがどのように位置付けられるのか、また、進化が著しいシミュレーションや建築技術、設備などによって、パッシブデザインを何がもたらされるのかについて語っていただきます。
第三回目は9月後半~10月前半に開催する予定です。次回の案内を楽しみにお待ちください。

普遍的なデザインの価値を再確認

EVENT INFORMATION

シミュレーションや技術の進化は、パッシブデザインに何をもたらすのか!
2017 年9 月30 日(土)/浜離宮朝日ホール・小ホール

■第三回講演者
デザインとエンジニアリングの横断(末光弘和/ SUEP.)
シミュレーションを活用して数値を身体化していきたい(伊礼智/伊礼智設計室)
自然と繋がるDelightful な建築へ(川島範久/東京工業大学助教)

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