2006年11月25日 土曜日

「地球のたまご」で浜松エコスクールが行われました。

2006年11月25日(土)、浜松市環境企画課主催の「浜松エコスクール・エコキングツアー」が地球のたまごで行われました。

屋外でダンボールハウスづくりを開始!このイベントは、浜松市環境企画課主催のもと、地域の子どもたちや保護者、指導者に向けた環境教育の実践やサポートを行っているNPO法人しずおか環境教育研究会が企画・運営にあたったもの。「地球のたまご」を会場にすることもあって、「太陽エネルギーの理解と快適な家づくり」をテーマにした講義や実験のプログラムとなりました。

今回のイベントでは、午前中に太陽エネルギーや快適な家づくりについて学び、午後はその知識を活かした「ダンボールハウスづくり」に挑戦しました。

参加したのは、浜松市内の小学校4〜6年生18名。市の広報誌や、インターネット、近くのショッピングセンターでの呼びかけで参加しており、学校単位で行われる総合学習とは違って地域や年齢、参加動機などはさまざまです。

まずは参加者の交流と環境学習を兼ねたゲームで緊張をほぐしてから、OMソーラーのスタッフによる「地球のたまご」の説明、太陽エネルギーやOMソーラーに関する講義・クイズ、建物見学を行いました。

カフェテリアで講習。OMソーラーのスタッフが講師役としてOMソーラーや太陽エネルギーについて説明。

建物見学では、子どもたちは屋根の上の集熱ガラスや夏の日差しをやわらげる屋上緑化、窓の位置などを真剣に見てまわり、午後のダンボールハウスづくりの参考にしていました。

昼食後は、午前中の講義や建物見学を踏まえてダンボールを使った家づくりの実践です。3チームに分かれて話し合いを通した図面作りから始まり、設計が固まったところで屋外に出て施工開始です。

ダンボールハウスの図面を制作。
チームごとに図面を作成。

本格的な構造。
ダンボールでの外壁工事。床下も気泡入り緩衝シートでしっかり断熱。

ダンボール、竹、ゴミ袋、気泡入り緩衝シートなど、身近にある素材を使って、図面を形にしていきます。竹組みによる構造工事はバランスを取るのが難しく、筋交いを入れたり、紐で厳重に固定をしたりと、子どもたちも苦戦していましたが、

「やっぱり構造って大事なんだね」
「バランスが大事なんだね」

と説得力のある意見が出ました。

つくり始めた時は昼下がりでよく晴れていましたが、だんだん日がかげって風も出てきたため、光や熱の取り入れとともに、風除けについても考慮して制作していたようです。

施工時間は約2時間。3棟のダンボールハウスが完成しました。さっそく中に入ってみたところ、採光や太陽熱を取り入れる工夫、いろいろな素材による断熱・気密の工夫、意匠・デザインなど、それぞれに創意工夫が見られ、完成度の高さがうかがえました。

短時間ながら「家づくり」という実践を経て、子どもたちは机上だけでは伝わりにくい家づくりの楽しさや、自然エネルギーとの上手な付き合い方を学んだようです。

完成作品と施工の様子

切妻屋根の家。 南面のビニール屋根が見える。
スタンダードな形にこだわり、壁や床は気泡入り緩衝シートで万全の断熱をした暖かい家です。屋根の南面には、太陽の光と熱を十分に取り込めるようにビニール素材を用いました。

秘密基地のような家。 完成も近い。
遊び心を大切にした、秘密基地のような家。屋根は取り外し可。外壁にはところどころ窓を設け、家から見える景色も大切にしています。

大きな窓が特徴の家。 骨組みを皆で支える。
大きな窓が目印のアイデア満載の家。床下には枯れ草を敷き、底冷えを防ぎます。天井は黒いビニールで太陽熱の吸収率を高めています。

ダンボールハウスについて

環境教育の手法としてダンボールなど身近な材料を使い、太陽のエネルギーを生かした暖かい家を作る取り組みは全国各地でも行われています。

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