浜松市立村櫛小学校5年生の皆さんがやって来ました
2012年5月25日、浜松市立村櫛小学校の5年生の児童31名が地球のたまごにやって来ました。村櫛小は、地球のたまごの最寄りの小学校で、毎年5年生が環境学習の一環として見学にやって来ます。
この日は、「気化熱」「打ち水」などの効果が体感できる実験に挑戦。お湯で腕をぬらしてから、うちわで濡らした部分を仰ぐととても涼しく、児童からは歓声が上がりました。「この実験は、湯でやるのがミソ。水だったら、水温が冷たいから涼しく感じるような気がするけれど、あたたかいお湯でも仰ぐと涼しいのは、水分が蒸発するときに皮膚の表面温度を奪っていってくれるという証拠」という解説を加えると、みんな頷きながら納得していました。
バケツに入れたぬるま湯に腕を浸す
バケツに入れたぬるま湯に腕を浸す。
うちわで扇いで涼しさを実感。
さらに、「この現象は、私たちの身体で汗が自動的にしてくれているんですよ」「運動をした後にみんなお母さんに着替えをしなさいとよく言われると思うけれど、これは汗が体温をどんどん奪って風邪をひきやすくなることにつながっているんです」「夏の熱いときに、打ち水して風が吹くと涼しく感じるのと同じ」といった言葉を続けたところ、それぞれの体験と重ね合わせることでより理解を深めたようです。
皆さんは、地球のたまごでの学習用に手づくりのノートを持参してきており、私たちからの説明を熱心に書き込んでいました。また、ノートをつくるにあたり、それぞれ私たちへの質問を考えてきており、「自然エネルギー利用はOM以外にどんなものがあるのですか?」「雨の日はどうするんですか? 続いたらどうするんですか?」「どうやって創業したんですか?」等、時間が足りなくなるほど積極的に質問をいただきました。
熱心に授業を聞く児童たち。
質問を受けて、「OMソーラー以外の自然エネルギーって、どんなものがあると思いますか?」というこちらからの質問にも「太陽光」「風力」「水力」とともに「地熱」「潮力」などの大人でも思い浮かびにくいワードも飛び出し、皆さんの将来がとても頼もしく感じました。なお、村櫛小学校へは、来月、こちらからも訪問し、ソーラークッカーで一緒に調理実習を行う予定です。
授業の後は、建物内を見学。