Home » いろいろなOMの家 » 住まい手の声 » 瀬戸内気候区 » 徳島県板野郡・市野さん
徳島県板野郡・市野さん
2001年2月築
もし、あの出会いがなかったら、
この幸せも、知らないでいたでしょう。
今、私たちは思っています。
あれは、必要な出会いだったと。
設計ファイル
機能的な家事動線とゆとりの空間がのびやかさを生む。
直線上に並んだキッチン、洗面所、風呂場は、階段を挟んでリビング・廊下と周遊できる形になっていて、家事が機能的にできる上に、空間により広がりが感じられます。2階にあるファミリールームも、特に用途を決めないゆとりの空間として室内にのびやかさを感じさせてくれます。
また1階東側の和室は来客用のもので、扉を閉めると独立した部屋となってプライバシーの確保ができるようになっています。
造り付けの勉強机とクローゼットが設けられた2階の子ども部屋は、左右対称につくられており、ロフトでつながっています。どちらの部屋からも上ることが可能なロフトは第二の遊び場として、また季節物などを収納するスペースとして活用されています。

【左】階段左手の廊下は車椅子でもゆったりと通ることができる。
【右】洗面所からキッチンまで一直線でつながり家事動線が機能的。
建物概要
- 在来木造2階建て
- 敷地面積:198m2
- 延床面積:165m2
(1F:87m2、2F:78m2)
家づくりと暮らし
偶然出会ったOMソーラーの家。暮らしていくほどにその良さを実感しています。
様々な家が並ぶニュータウンの中の市野邸。落ち着いた佇まいを見せる。
風の強い寒い日のことでした。子どもの誕生に合わせ、家づくりを計画していた市野さんご夫妻は、あるニュータウンを訪れていました。ハウスメーカーの家々が競うように建ち並ぶ中で、一軒のモデルハウスが目に止まります。
屋根にガラスが載っていたことから、「太陽光発電かな」、と思ったといいます。玄関は来場者のために開け放たれていました。その玄関を抜け、内ドアを開けて室内に入ると、そこにはかつて経験したことのない、やわらかな温もりが広がっていました。
「これってなに?」。暖房器具とは明らかに異なる暖かさです。係りの女性に訊ねると、この家は太陽の熱を利用した「OMソーラーの家」だと案内されました。OMソーラーという名前も仕組みも、初めて耳にし体感したご夫妻。驚きは温もりだけに留まりません。その室内にはキッチンから洗面所、お風呂へつながり、居間へとぐるりと回る動線と、ゆったりとした空間があり、それは想い描いていた理想そのものだったのです。
簡素な中に落ち着きと優しさを感じさせてくれる玄関。
「結婚してからずっと、家を建てようとほとんどの住宅メーカーの家を見て回りました。中には理想に近いものもありましたけれども、ここまでぴったりだった家はありません」と奥さまは当時を振り返ります。
ご実家ではキッチンとお風呂場が離れていて不便だったため、奥さまはスムースな家事動線にこだわりがあり、ずっと希望に合うものを探し続けていたといいます。さらにもう一つ、はずせない要素がありました。
「私の母は車椅子を使っていますので、そのことが常に頭にありました。母の介助をするので分かるのですが、たとえバリアフリーで車椅子が通る幅はあったとしても、コーナーを回れるほどの幅というのはなかなかないんです」
理想としていた車椅子が十分に通るほどのゆったりとした空間。それはOMソーラーならではのものでした。太陽が暖めた空気によって家全体を暖めるOMソーラーは、空間を広々と使うことができるという特長を持っています。しかも空気による床暖房であることや室内の温度差が少ないという特長も、これから生まれる子どもにとっては安全で安心な室内環境であり、まさに願ってもいない理想の家だったのです。
選択の基準はどういう暮らし方をしたいかというビジョン。
OMソーラーの家は子どもにとって安全・安心と、成長するにつれ、ますますその良さを実感。
偶然の出会いによりOMソーラーを知ることとなった市野さん。知れば知るほど自分たちの要望以上の家であることを確認したといいますが、問題は想定していた予算をオーバーしていたことでした。
「予算のことを考えると、諦めざるをえないのかなと思って、仕方なく他社を回ってみたんです。そこで希望の間取りを聞かれるのですが、ここ(OMの家)と同じ間取りしか頭に浮かばない。それに他社には床暖房もありませんし」とご主人。
どうしてもOMを諦めることができないと、契約寸前までいった他社に断りを入れ、結局、ご夫妻はOMソーラーの家を選択。選択の基準となったのは価格ではなく、自分たちが家に何を望み、どんな暮らしをしたいかというビジョンでした。
そこでの暮らしがいかに豊かなものになるかに重点を置き、予算については、「これから頑張らなければ」と将来への励みに替えて、選択に折り合いをつけた市野さんご夫妻。
冬でも素足のお子さんは太陽の温もりとともに大きくなっていく。
「この家のことを知らなければ、そこそこのところで手を打っていたでしょう。でも知ってしまった以上、後戻りはできません。それと僕の実家が兵庫で工務店をしていて、僕は小さい頃から大工さんが造る家を見てきましたので、できれば家も工業製品のようなものではなく、人の温もりが感じられる家が良かった。父にもこの家を見てもらったのですが『なかなかいいじゃないか』と合格点をもらいました。OMのことも『温いやないか』なんて言いながら、昼寝をしていましてね」。
入居して2ヵ月後に出産、2年後には二人目のお子さんも加わって4人家族となった市野さん。この家を選択するポイントの一つにもなった奥さまのお母さまも、「車椅子が十分に使えるし、暖かくて居心地がいい」と大変気に入られ、遊びに来るのを楽しみにされているとか。
現在、二人の育児に全力投球中の奥さまは、「主人の帰りが遅い時は一人で子どもたちをお風呂に入れるのですが、家全体が暖かいので風邪をひかせる心配がないのが嬉しい」とOMの家での子育てぶりをお話してくれました。また、「お友だちが子ども連れで遊びに来た時に、私たちは下でお茶を飲みながら話しに夢中になっていても、この家は開放的なので2階の子どもたちの様子がよく分かるので安心できます」と満足そうに微笑みます。
階段を上がった所にあるファミリールームは用途を決めないゆとりの空間。
そして、「冬場は家族みんなで外出先から帰った時に、家の中が暖かいのが何より。それと意外に夏はジトッとした感じがなく、過ごしやすいので驚きました」とご主人。暮らしていくほどに、OMソーラーの良さをますます実感していくというご夫妻。そしてその横を元気に走り回るお子さんの足は、真冬だというのに裸足です。「靴下を履かせても、自分ですぐに脱いでしまうんです」。その小さな身体で、やさしい太陽の温もりを感じ取っています。
