暖かさの特徴

OMソーラーの暖かさは、一般的な暖房機器とは少し違います。その特徴をご説明します。

ほんのり、自然の暖かさ

春や秋のような、ほどのよい室内気候

OMソーラーの暖かさは、とてもゆるやかで自然です。暖房していると感じないような、ほどよい暖かさと言えるでしょう。一般的な冷暖房に身体が慣れていると、初めのうちは「物足りない」と感じるかもしれません。ちょっと寒い、と言う人もいます。でも、私たちは冬にTシャツ1枚で過ごさなくていいし、夏に厚い靴下を履く生活が心地いいとは思いません。

OMソーラーは太陽の「熱」で建物全体を床から温めます。だから、暖かさも自然です。それはちょうど、電気毛布の温かさと、日に干した布団のぬくもりの違いに似ているかもしれません。

OMソーラーの暖かさについて、ある住まい手の方はこんなふうに表現してくださっています。(ひまわり会サイトより)

「外から帰って来てもひやっとしない・床が冷たくない。太陽がさんさんと注げば暖房が要らないくらい暖かいと考えるのが良いのではないかと思います。OMは一言でいえば“寒くないように太陽熱で部屋をぬるく保ってくれるし、晴天になれば暖房要らず”のシステムではないかと思います。もう一つ、暖かい新鮮な空気を取り入れ部屋の汚れた空気を排出してくれるので、調理や犬・猫等のいやな匂いが残らないのはもっと評価して良いと思います。」

長野県/八ヶ岳の仙人さん(2005年8月入居)

OMソーラーの暖かさの特徴

暖かさの特徴を表にまとめてみました。それぞれの要素は、互いに関わっています。

頭寒足熱 床下から温めるので、底冷えせず足もとが冷たくありません。床と天井との温度差が少ないことが特長です。
低温 床全体が均一に温かいので、部屋の温度があまり高くなくても暖かく感じます。足もとが冷たくないことも、比較的低温でも寒さを感じずに済む理由です。
全館 家の中に暑い寒いがなく、台所も廊下もトイレも脱衣所も冷えません。高齢者の方にもやさしい、「温熱環境のバリアフリー」を実現します。
間接 エアコンやストーブなどの直接暖房とちがって、そばにいる人だけが熱くなることはありません。強い風を感じることもありません。
終日 昼と夜の温度差が少なく、一日中ある程度の室温を保ちます。例えば冬の朝、台所に立っても床が冷たくありません。
換気 新鮮な空気を温めて取り込むため、寒い冬でも窓を開けずに暖房しながら換気できます。また、部屋の空気がゆっくり動いているので、よどみません。

OMソーラーの暖かさの特徴サーモカメラで見ると、OMの家では部屋の温度が均一に暖かいことがよくわかります。

低温なのに寒くない理由

「温風」ではなく、床からの「輻射(ふくしゃ)熱」で温めます。

OMソーラーは、春や秋のような、ほどのいい室内気候を実現します。手をかざして、あるいは温風にあたって「あったかい!」と感じるような過刺激的な暖房ではなく、暖房していると感じないような低温暖房です。それなのに寒くないのは、なぜでしょう。

それは、「輻射」という熱の伝わり方を利用しているからです。

温風を勢いよく吹き出して空気を温めるエアコンやファンヒータなどは、気流を発生させるため、40~50℃の温度を必要とします。

一方、OMソーラーは、温かい空気を床下に通すことで床面全体を温め、その輻射熱によって壁や天井などの表面温度を上げます。これは「輻射暖房」と言われるもので、気流をほとんど感じません。だから、ストーブのように高温でなくても、ほんのり心地よい、自然な暖かさが得られるのです。

「温風」ではなく、床からの「輻射(ふくしゃ)熱」で温めます。左図:床や壁、屋根などの温度が均一に高いと、部屋の温度があまり高くなくても暖かい。
右図:逆に床や壁や屋根などの温度が低いと、部屋の温度が高くても、まわりのものに熱を奪われて(冷輻射)寒く感じる。

熱の伝わり方には3種類あります。

輻射 熱いヤカンに手のひらを近づけると、熱くほてったようになりますが、手の甲は冷たいままです。この熱の伝わり方を輻射といいます。(輻射熱は、光に似ています。熱源との間に障害物があると、伝わりにくくなります。)
伝導 熱源とじかに触れている場合、熱が高い方から低い方へ移動するという熱の伝わり方です。
対流 お風呂のお湯をよくかき混ぜずに入ったら、下の方はまだ水だった、ということがありませんか。これは浴槽の中で熱の対流が生まれたことが原因。空気や水は、熱せられると上に昇るためです。

頭寒足熱だから、寒くない。

人間の足の裏には温度を感じるスポットがあります。だから、足もとが寒いと不快に感じたり、冷えた床面にずっと接していると身体の芯まで凍えてきます。逆に、温かい床面に接していると身体がじんわりと温まります。

頭寒足熱だから、寒くない。

寒くないワケは、まだあります。

足が床に触れて感じる温熱感が「ほどよい」のは、床の温度が18~23℃くらい、高くても25℃程度です。

接触に限らず、温熱感とは、流れる熱の速さ(物体の熱の伝わりやすさ)によります。

たとえば、熱が伝わりやすい石が熱かったり冷たかったりすると、触っていることが耐えられません。しかし、同じ温度でも、断熱材のように熱が伝わりにくいものは、触っても平気です。やわらかい木質床面は、断熱材ほどではありませんが、比較的熱を伝えにくい材料で、人に対してやさしい温熱感を与えてくれます。

さらに、OMソーラーには、蓄熱体(蓄熱コンクリート)と床面の間に「空間」があります。このことも、蓄熱体の熱い、冷たいを緩和するため、柔らかい温熱環境を生み出す要素のひとつです。