ポイント4.断熱・気密を考える
OMソーラーで集めた熱を逃がさないために、換気とのバランスを考えた断熱・気密計画を考えましょう。
断熱・気密とは
壁や屋根、床などの物質の中を熱が伝わって入り込む(または逃げていく)のを遮ることを「断熱」といいます。また、空気そのものが、隙間から熱とともに出入りするのを遮ることを「気密」といいます。
せっかくOMソーラーで得た熱を、隙間や断熱の弱いところから漏らさないように、断熱・気密の計画が重要です。
地域に適合した断熱・気密を計画する
日本列島は北海道のような寒冷地から、沖縄のような亜熱帯まで、気候に大きく幅があります。当然、用いる断熱材にしても地域によって適正な仕様や厚みがあります。国では、日本の家に必要な断熱を地域別に定めた基準「省エネルギー基準」を設けていますので、これを参考に断熱の仕様を決めていきます。
開口部からの熱損失を抑える
断熱による開口部の処理
外壁に面した開口部からは、冬は熱が逃げやすく、夏は屋外の熱気が入りやすくなります。開口部からの冷気の進入は、不快なコールドドラフトを起こすことにもなるので、断熱・気密はプラン設計の段階でも十分に検討しておく必要があります。
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ポイント
- 断熱性能の高い窓を採用する。
- 内障子などの断熱戸や、カーテンなどで断熱性能を補完する。
- 換気とのバランスを考えた断熱・気密計画を
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夏を旨として建てられた昔の民家
極度に断熱・気密を高めると、今度は人間が窮屈になってしまいます。人間は自然の中から生まれ、大気を得て生命を維持し、新鮮な空気を欲しています。
熱的な面だけから見れば、気密を高くして、換気は少なければ少ないほどいいのですが、もう少し広く人間の居住の場という視点から考えれば、換気はある程度以下には減らせない、むしろ基本的には多いほどいいことになります。気密を高くしたら、必ず換気を考えることが大切です。
日本では昔から「夏を旨」として、開放的な家が建てられてきたので、家づくりのときに特に換気について考えなくても自然と換気量が確保出来ていました。気密の低い家だったので、冷たい隙間風さえガマンすれば、それはそれで快適な家だったのです。しかし、高気密化が進んだ現在の住宅では、機械設備を用いながら、かなり意識的に換気計画を考えない限り必要な換気量が得られません。
OMソーラーの場合は、温められた空気を外へ逃がさないように、適切な断熱・気密を施すことで冬場の寒さをやわらげるとともに、空気を取り込むという性格上、外気が入ってくる場所や、出ていく場所が計画的に考えられます。また、OMのプランでは、暖めたい部屋へ集熱空気を行き渡らせることと同時に、換気が必要な部屋へも空気が行き渡るようなことも考えます。こうすることで「暖かさ」と「新鮮さ」を、出来るだけ両立させています。

















